栃木県初 そけいヘルニア専門センター
日帰りで痛みの少ない手術方法をご案内しています
栃木県初
そけいヘルニア専門センター
日帰りで痛みの少ない
手術方法をご案内しています
特徴
宇都宮第一病院では、鼠径ヘルニアに悩む方が安心して受診できるよう、診療体制や環境を整えています。専門医師とスタッフが、適切な検査と治療方法の選択をサポートし、患者さんの状態に合わせた対応を心がけています。
- 鼠径ヘルニア診療に精通した医師による診察
- 身体への負担に配慮した手術方法に対応
- 入院から手術、退院まで一貫したサポート
- 日常生活に戻るまでを見据えたフォロー
完全予約制ではありません!
当日受診も可能ですので、まずはお気軽にお電話ください。
完全予約制ではありません!
当日受診も可能ですので、まずはお気軽にお電話ください。
受付 10:00~16:00
平日は最長21時まで初診対応可能(要事前連絡)土曜日も受診いただけます。
事前連絡で日曜日も診察対応可能です。
鼠径ヘルニアとは?
鼠径ヘルニア(いわゆる“脱腸”)とは、足の付け根にある鼠径部から、腸やその周囲の脂肪組織が本来の位置から一部外に押し出された状態を指します。放置すると症状が進行し、内部の組織が戻りにくくなる場合(嵌頓〈かんとん〉と呼ばれる状態)があり、注意が必要です。
国内では多くの患者さんが治療を受けている一般的な疾患で、男性に多い傾向がありますが、女性にもみられることがあります。
こんな症状でお悩みはありませんか?
こんな症状でお悩みはありませんか?
● 立ち仕事や重い物を持ったときに違和感や軽い痛みを覚えることがある・・・
● 下腹部がふくらむように感じる・・・
● なんとなく気になる状態が続いて不安に感じる・・・
● 立っていると下腹部の一部がふくらみ、仰向けになると目立たなくなる・・・
気になる変化がある場合には、早めに医療機関へご相談いただくことで、適切な判断につながります。
治療方法
鼠径ヘルニアに対する根本的な治療方法としては、一般的に手術が選択されます。
自然に元の状態へ戻ることはほとんどないとされており、初期のうちは日常生活に大きな支障が出にくいため、受診のタイミングが遅れがちな疾患です。
ただし、進行すると、ふくらみが戻りにくくなったり、痛みを伴ったり、張りが強く感じられる場合があります。これらの変化は「嵌頓(かんとん)」と呼ばれる状態が疑われ、腸が強く圧迫されることで血流に影響が生じることがあります。状況によっては緊急の対応が必要となるケースもあるため、気になる症状がある際は早めの受診が大切です。
手術方法
当院では、腹腔鏡を用いた鼠径ヘルニア手術を行う場合、全身麻酔下でお腹に数か所の小さな切開を加えて進めます。
そのうち1か所から細いカメラを挿入し、モニターに映し出される腹腔内の様子を確認しながら操作を行います。
必要に応じてメッシュ(補強材)を挿入し、ヘルニア部分の補強と周辺組織の処置を行ったのち、切開部を腹腔鏡下で縫合します。
※メッシュは腹腔鏡手術器具と同様に、挿入しやすい形状に調整して使用します。
手術の進め方や使用する器材は、患者さんの状態や医学的判断に基づき選択されます。
手術の所要時間はおおむね60分前後が目安ですが、個々の状況により変わることがあります。
手術の進め方や使用する器材は、患者さんの状態や医学的判断に基づき選択されます。
手術の所要時間はおおむね60分前後が目安ですが、個々の状況により変わることがあります。
- ● 3mm~5mm の細い器具を使用するため、 傷跡が小さく目立ちにくいのが特徴です。 きずの表面には医療用特殊ボンドで被覆することにより抜糸が不要で、傷痕の治りも早くきれいになるように工夫しています。
- ● 手術執刀医は熟練の外科医師(内視鏡外科技術認定医、外科専門医指導医、消化器外科専門医指導医)によって行われます。
- ● 術後の腹腔内癒着を防止する医療用特殊スプレーを散布することで術後合併症を予防に努めております。
- ● 一般的な気管内挿管器具は使わず、ラリンジアルマスクという、口から挿入して喉頭の入り口付近に密閉する声門上エアウェイ(気道確保器具)ラリンジアルマスクを使用するため、術後の喉のいたみがほとんどありません。
- ● 腹腔鏡視野下に両側腹直筋前鞘ブロックを施行することで術後の痛みが軽減される点も大きな特徴です。
手術後はリカバリー室へご案内します(リカバリー担当専属スタッフが対応します)。 - ● 手術では全身麻酔を使用いたします。術後人によってはウトウトした状態が続いてしまうため、横になったままで移動していただき、院内のリカバリースペースで目が覚めるまでゆっくりと過ごしていただくことができます。
手術費用
鼠径ヘルニアの手術費用は健康保険が適用されます。
診療から手術までの流れ
手術前診察
初診と手術日程予約
手術時
術後2週間後
経過観察
4か月後
経過観察
手術前診察
初診と手術日程予約
手術時
術後2週間後
初診と手術日程予約経過観察
4か月後
経過観察
当院は基本的に日帰り手術にて対応しております。日帰り手術は職場や自宅を長期間空けられない方に最適な治療方法です。術後は必ずしもご来院頂く必要はありませんが、患者さまからご希望があれば診察可能な体制を整えております。
※平日は最長21時まで初診対応可能(要事前連絡)です。
※土曜日も受診いただけます。
※事前連絡で日曜日も診察対応です。
よくある質問
A. 日帰りで対応できるケースも多くありますが、患者さまの年齢や併存する病気、また症状の程度によっては、数日間の入院が必要となる場合もあります。事前の診察で、医師が適切な方法をご案内いたします。
A. 手術中は麻酔を使用するため、一般的に痛みを感じにくい状態で行われます。
術後は、多少の痛みや違和感が出ることがありますが、鎮痛薬の使用により多くの方が生活に支障なく過ごされています。症状の程度には個人差があるため、気になる場合は医師にご相談ください。
A. 日常的な動作には、数日~1週間ほどで戻られる方が多いです。
一方、運動や重い物を持つ作業など、身体に負担がかかる活動は、回復状況により医師が個別に時期を判断します。無理をせず、指示に従って再開してください。
A. 症状の進み具合や生活への影響を踏まえ、医師と相談しながら適切な時期を決めていただくのが安心です。
痛みやふくらみの変化が気になる場合は、早めに受診し状態を確認することをおすすめします。
A. 放置すると、腸が締め付けられる「嵌頓(かんとん)」と呼ばれる状態になる可能性があります。これは緊急の対応が必要となる場合があるため、症状が疑われる場合は、早めの受診・相談が安心につながります。
A. 手術当日は麻酔の影響や疲労が残る可能性があるため、運転はお控えください。
ご帰宅の際は、ご家族・ご友人の送迎または公共交通機関・タクシーなどの利用をご検討ください。
A. 鼠径ヘルニアが自然に改善することはほとんどありません。
症状がある場合は、悪化を避けるためにも、医師にご相談のうえ適切な治療方法を検討されることをおすすめします。